ビットコインが2021年4月につけた過去最高値(6万4800ドル台:約700万円超)付近で価格を上げている中、ニューヨーク証券取引所(NYSE)アーカ・オプション取引所とNYSEアメリカン・オプション取引所で「プロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジーETF(証券コード「BITO」)」が19日に取引を開始したそうです。
ビットコインETFは、2013年にウィンクルボス兄弟の「COIN」が申請され、却下されて以来、長い時間をかけて複数の企業による多数のETF申請が行われ続けていたものが、やっと承認されたようです。
ビットコイン先物ETF【BITO】の上場が、ビットコインの現物取引に影響出るのか気になったので調べてみました。
ビットコイン先物ETFとは
そもそもETFとは、“Exchange Traded Funds”の略で、日本語だと「上場投資信託」です。
いろいろある投資信託の中でも金融商品取引所に上場しているものになるで、普通の上場株式のように金融商品取引所の取引時間内に売り買いができるものですね。
上場していない一般的な投資信託は、1日1回算出される基準価額で、1日1回しか取引きできません。
そして先物とは、「先物取引」のことで、デリバティブ(金融派生商品)取引の一つです。ざっくりウィキペディアがわかりやすかった。
デリバティブ(金融派生商品)取引の一つで、価格や数値が変動する各種有価証券・商品・指数等について、未来の売買についてある価格・量での取引を事前に決める取引のうち、最終取引日や取引量の単位が定型化され市場で扱われているものを先物取引いい、定型化されていなくて相対で決める物を先渡取引という。
引用元:先物取引 ーwikipedia
さらに「ビットコイン先物ETF」は、「ビットコイン先物」の「ETF」だそうです。
「ビットコイン先物」は、米シカゴ・マーカンタイル取引所で2017年12月から取引されており、この先物相場に連動した運用を目指すのが「ビットコイン先物ETF」のようです。
先物でETFだと、現物取引の際に必要な「ウォレット(電子財布)」を持たなくてもいいので、セキュリティーリスクを考えなくて良くなるから、安心感が増すそうです。そのため、機関投資家が投資しやすくなることで、ビットコイン拡大につながるかも!という考えもあるようです。
現物ビットコインへの影響は?
「ビットコイン先物ETF」が上場したことで、現物のビットコインやアルトコインがどうなるのかなぁ〜と思って、「ビットコインETF」でググって見ると色々ニュースが出てきます。
出てきたニュースを自分用にまとめておこうと思います。
2021/10/21
暗号資産(仮想通貨)のビットコインの価格が20日、4月につけた6万4889ドルの最高値を半年ぶりに更新した。米国で初めてのビットコイン先物に連動する上場投資信託(ETF)が19日に上場。投資が増えるとの思惑から価格が上昇している。特に年金基金などの投資対象に入る可能性が出てくることに期待が高まっている。
引用元:ビットコイン、最高値更新 ETF上場きっかけに資金流入 ー日本経済新聞
2021/10/20
・・・ブルームバーグの集計データによると、出来高は2400万口余り。売買代金は10億ドル(約1140億円)近くに上り、ブラックロックのカーボン・ファンドの取引初日に次ぐ規模・・・
引用元:ビットコイン先物ETFが上場、初日売買代金は過去2番目の規模 ーbloomberg
2021/10/19
・・・ビットコインETFによって、暗号資産業界に機関投資家からの新たな投資の波が押し寄せ、切望される成熟性と安定性が市場にもたらされると、幅広く考えられているのだ。・・・
引用元:ビットコインETFとは──投資のメリット・デメリット ーCoinDesk Japan
・・・「現物でないビットコイン」によってのみ裏付けられるが、それでも市場で役割を果たすと期待されている。一方、ビットコインは10月の強い上昇を経て、下落が予想されている。・・・
引用元:ビットコイン先物ETF、まもなく取引開始へ―現物には「買われ過ぎ」との指摘も ーモーニングスター
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