2024年になり、日経平均が1990年2月以来約34年ぶりに3万6000円を超え、アメリカでも「ダウ平均株価」や「ナスダック総合指数」「S&P500株価指数」が最高値を更新しています。
そんな中で、ニュースを見ていたらアメリカ著名投資家「ジョン・テンプルトン」さんの相場格言が紹介されていました。
- 強気相場は、悲観の中に生まれ、
- 懐疑の中に育ち、
- 楽観の中で成熟し、
- 幸福感の中で消えていく
原文は「Bull markets are born on pessimism, grow on skepticism, mature on optimism and die on euphoria.」です。
やっとデフレを抜けて、インフレに向かっている日本ですが、個人的な感覚ではすでに「楽観の中で成熟」し始めていて、「幸福感の中で消えていく」状態が近いのかなと、そろそろ売りどきなんじゃないかと思っています。
毎回、欲張って「保有株」を売却できなくて、株価が下がっていくから、いい加減に欲張らず売却できるようになりたい。
「ジョン・テンプルトン」とは
テンプルトンさんは、米国生まれのイギリス人投資家で、世界で約200兆円を運用するフランクリン・テンプルトンのルーツになる「テンプルトン成長株投信株式会社」を、1954年に設立した方です。
この会社は38年間に渡り平均年率15%の成長を記録して、1999年には「間違いなく今世紀最も偉大な投資家である」と評されています。
テンプルトンさんの投資スタイルは「バリュー投資」で、バリュー投資の父と呼ばれるベンジャミン・グレアムの門下生でもあるそうです。
ベンジャミン・グレアムさんは「賢明なる投資家」という本で有名で、バフェットさんの師匠でもあるのですが、、、なかなか眠くなる本で全部読みきれなかった。
ちなみに2013年公開のジョン・テンプルトンの生涯を描いた映画『Contrarian』の中で、1970年代の日本株にも投資をしていたことが描かれていました。
以下は、『Contrarian』の予告編です。 ちなみに『Contrarian』は【逆張り】の意味です。
テンプルトンさんの相場格言
テンプルトンさんは、1939年の第二次世界大戦前(悲観の中)に株価が1ドル以下の企業104社の株式を100株ずつ買い、平均4年間保有することで莫大なリターンを得てたそうです。
この戦略が最初に紹介した格言になります。
- 強気相場は、悲観の中に生まれ、
- 懐疑の中に育ち、
- 楽観の中で成熟し、
- 幸福感の中で消えていく
原文:Bull markets are born on pessimism, grow on skepticism, mature on optimism and die on euphoria.
ただ、この格言には続きがあります。
悲観が極度に高まった時が買うのに最適な時であり、楽観が極度に高まった時が売るのに最適な時だ。(Google翻訳)
原文:The time of maximum pessimism is the best time to buy, and the time of maximum optimism is the best time to sell.
この考え方で行くと、コロナショックを超えて、今は「楽観の中で成熟し」の段階にいる感じですよね。たぶん。。。
となるとこの先は「幸福感の中で消えていく」がやってくるので、その前には含み益が出ている会社の株式は売っておきたい時期なのかな。
アメリカ著名投資家「ジョン・テンプルトン」氏の相場格言 のまとめ
「懐疑の中に育ち、」→「楽観の中で成熟し、」→「幸福感の中で消えていく」
「楽観」から「幸福感」に、変わっていきそうだから、利益確定をしていかねば!!!
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