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「チャールズ・T・マンガーの金言」を読んだ!

Poor Charlie’s Almanack チャールズ・T・マンガーの金言 読書
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日経電子版を読んでいたらで見かけた「チャールズ・T・マンガーの金言」を読んでみました。

568ページで5,500円なので、1ページが約10円ですが、この本の編者カウフマンが帯に「この本を読むことこそ、究極のバリュー投資である。」と書いています。

ウォーレン・バフェットのパートナーで、バークシャー・ハサウェイの副会長だったので、直接投資に関係するノウハウ本かと思ったのですが、主にマンガーさんの生き方や考え方を通して、直接的ではないものの投資への姿勢や思考方法を知ることができます。

Amazonのサンプルで、序文から第1章の最初まで読むことができるので、試してみて良かったら、買っておいていい本だと思いました。

「チャールズ・T・マンガーの金言」は、どんな本か?

【目次】

  • 序文 コリソンが語るマンガー
  • 序文 バフェットが語るマンガー
  • 反論 マンガーが語るバフェット
  • はじめに
  • 第1章 チャールズ・T・マンガーの肖像
  • 第2章 チャーリーの子どもたちが語る思い出
  • 第3章 人生、学習、意思決定に対するマンガーのアプローチ
  • 第4章 11の講演
    • 講演1 ハーバード・スクール卒業式でのスピーチ
    • 講演2 資産運用とビジネスに関連する基礎的な処世知についての教え
    • 講演3 資産運用とビジネスに関連する基礎的な処世知についての教え 続編
    • 講演4 実践的思考に関する実践的思考?
    • 講演5 専門家により強く求められる多分野横断的な能力とその教育的意義
    • 講演6 大手慈善財団における投資慣行
    • 講演7 フィランソロピー・ラウンドテーブルの朝食会にて
    • 講演8 2003年の大規模会計スキャンダル
    • 講演9 学問としての経済学:多分野横断的なニーズを考慮した場合の強みと弱み
    • 講演10 南カリフォルニア大学グールド・ロースクール学位授与式でのスピーチ
    • 講演11 誤判断の心理学

気になったところ

全体を通して3つのワード「エートス」「多分野横断的〇〇〇」「金づち人間」がよく出てきました。

エートス

よくわからなかったので調べてみたところ、wikipediaで「エートス(ethos)」を見てみると「古代ギリシャ語で「いつもの場所」を意味し、転じて習慣・特性などを意味する。他に、「出発点・出現」または「特徴」を意味する。」と説明されているのですが、なんか難しいですね。

家にある広辞苑も引いてみたら、ちょっとわかりやすくなりました。

①人間の持続的な性格・気質を意味する語。②ある民族や社会集団にゆきわたっている道徳的・宗教的な社会意識。また、それに基づく慣習・行動の規範。

引用元:広辞苑 第七版

他にもググってみたら日本医事新報社のサイトに、アリストテレスの「弁論術」でも使われている言葉でした。

ギリシアの哲学者プラトンの弟子であるアリストテレスは、「弁論術」の中で、ヒトを説得するのには次の3つの要素が大切だと言いました。

1. エトス(ethos)
2. パトス(pathos)
3. ロゴス(logos)

エトスとは、もともとは「いつもの場所」という意味の古代ギリシア語で、そこから人間の性状、習慣という意味に転じました。アリストテレスは、話を始めるにあたっては、まず、自分が何者であるかを確立し、それに対する「信頼を得る」ことが大切だと言ったのです。

引用元:エトス、パトス、ロゴス[炉辺閑話] 登録日: 2021.01.03 最終更新日: 2026.02.21 |日本医事新報社

多分野横断的〇〇〇

本書の中ではまず「多重メンタルモデル」として企業分析・評価におけるアプローチとして紹介されます。

多重メンタルモデルは、歴史学、心理学、生理学、数学、工学、物理学、化学、統計学、経済学などの伝統的な学問領域から分析ツールや手法や公式を取り入れ、巧妙に結びつける。

と説明されており、物事を見るときには一方向からだけじゃなく、いろいろな視点や考え方から物事を観察しましょう!というような感じになっていました。

本文中だと、「多分野横断的アプローチ」「多分野横断的な視野」、「多分野横断的教育」などのようにその物事に合わせて使い分けている感じでした。

金づち人間

「金づちしか持っていない人には、あらゆる問題が釘に見える」という格言に由来する傾向と説明されているのですが、そうならないためには先程の「多分野横断的〇〇〇」が必要、ということになります。

また最後に「講演11 誤判断の心理学」として、100ページ超にまとめられているところから、心理学に関した部分で「金づち人間」と考えられることが多いと、マンガーさんは考えていたようです。

P.83 投資原則チェックリスト 

第3章では、直接投資に関する情報が出てきました。

「リスク」「自立心」「準備」「知的謙虚さ」「厳密な分析」「投資配分」「忍耐」「決断力」「変化」「集中」の10項目が紹介されていますが、投資だけじゃなく生活にも関係する内容でした。

「準備」の説明の1つには、【貪欲に本を読み、生涯を通じて自己学習しつづける。好奇心を養い、毎日少しずつでも賢くなれるように努力する】という、「投資」というよりは「人生に必要なもの」のようにも考えられる内容もありました。

P.116 「なぜ、なぜ、なぜ」

トヨタの「なぜなぜ分析」が思い浮かびました。

「5W」のコミュニケーションルールは、日本企業に必要なところですよね。

P.168 「若い人たちにアドバイス」

子育てにも通ずることですよね。

P.177 「多分野横断的」

専門家は、自分の分野の「金づち人間」になりがちだから、それをみて反面教師にしましょうっていう感じですかね。

P.186 「人は自らの望むことを信じる」

最近読んでいた「ミステリと言う勿れ」でも、同じようなこと言っていた気がします。

P.262 「円周率を3だと教える」

これ、日本の小学校でやってるって話を見たような気がする。。

気になってちょっと調べてみたら、「円周率を3だと教える」のは、誤解だったようですがたしかに騒がれましたね。

P.441 「誤判断の心理学」

全部で25項目、100ページ超にわたって説明してくれます。

P.476 「叱る」

叱るのが本当に適した行為なのであれば、明日に先送りしてもよい

「9 返報性の傾向」の中で語られていることなのですが、3人の子育てしていると「たしかになぁ〜」と反省する部分もありました。。

「チャールズ・T・マンガーの金言」を読んだ! のまとめ

この本を読みながら、同時に「ウォーレン・バフェット伝 スノーボール」も読んでいるのですが、スノーボールでは[第1章 チャールズ・T・マンガーの肖像]で書かれている出来事が、より詳しく書かれているので、「あぁ〜あれね!」となるので、すごくわかりやすくなりました。

読んでいて楽しかったので、集中して数日で読むことができましたが、繰り返して読むほうが良さそうです。

 

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