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「14歳の自分に伝えたい「お金の話」」を読んだ!

読書
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読んでみたかった『14歳の自分に伝えたい「お金の話」』を図書館で借りることができたので、読んでみました。

少し前にも藤野英人さんの本を読みましたが、

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この本は2021年5月に書かれているので比較的新しい本で、数時間でサクッと読むことができる内容でした。

自分が14歳の時に読んでいたら、もうちょっと仕事の選択が違ったかも。と、思えたので自分の子ども達には読んでほしいけど、読まなくても伝えたい「お金の話」でした。

「14歳の自分に伝えたい「お金の話」」は、どんな本か?

投資家の著者が「14歳の頃の自分」に向けて書かれた本になっているのですが、大人でも役立つ「お金」に関連した基本的な考え方をいろいろ知ることができます。

この本は、我が家のチビ達が14歳になる頃には読ませてあげたい本になりました。

【目次】

  • 第1章 「お金」のこと
  • 第2章 「使う」のこと
  • 第3章 「仕事」のこと
  • 第4章 「人生」のこと

気になったところ

P.15 「買う」ことで意思表示ができる

普段の買い物をする時に「好き・嫌い」で選択することがあると思うのですが、その行為自体がものやサービスを通じて会社を選択しているっていう話ですね。

この考え方は、意識したことはなかったのですが、株式投資を始めてから読むと確かにそうだなと。

似たような同じ商品がある時に、価格や味などで決めることもありますが、なんであれ最終的には(作っている)会社を選択していますね。

その会社を知っていても、知らなくても、みんなに選ばれた会社が伸びていって、未来を作っている。

・・・確かに!

P.43 「働いて稼がなければ経済に参加していない」なんて大間違い 

子どもの頃にこんなこと教えてもらってないですよね。知っていたら違うよな!と今なら思う。

大きくなって自分で稼いでいなくても、産まれたときから(というか産まれる前からか)社会参加して、経済を回していることを教えておきたいですね。

自分の子ども達には(2歳ぐらいから)、お手伝いをしたらお小遣いをあげているのですが、たとえ少ないお金でもその積み重ね、繰り返しで経済のサイクルになっている。

P.82 人間の本音は”売るもの”ではなく、”買うもの”に表れる

それは確かにぃ〜!!と思った部分。

P.108 買い手のほうがエライなんでことはあり得ない 

需要と供給ですが、買い手がクレーマーなら「売らない」っていう選択肢は当然ありますな。

P.50 「食べ物」「出会い」「本」「体験」

人の成長には4つの材料が必要と考えているそうです。

「無駄遣い」も体験しないと「無駄だった」ことはわからないですよね。

子どもの頃にどーーーしても欲しくて、買ってもらったけど、残念だったものを思い出しました。

ガッカリ玩具こと「モーラー」(笑)

経験しないとわからないことって、絶対ありますね。

P.117 「好き嫌い」で選んでいい

「好き嫌い」で選んできたけど、普通の道じゃなくなるから頑張らないといけない!

P.144 「電車」の登場 

新しい技術が産まれてきて、仕事が奪われるっていう話ですね。

ここの例えで使われている「人力車」が「電車」に変わっていく中で、業界の抵抗や変えさせない努力があったものの、便利な方に移り変わるっていう話ですね。

AIに仕事を奪われる系の話だと、銀行ATMが出てきた時の話を思い浮かべるのですが、「人力車」や「洗濯機」のほうがわかりやすい。

P.162 成毛さんの文章

まだ検索したらFBに残っていたので引用しておきます。

学生の諸君へ、(なにかがおかしいと感じているサラリーマンの諸君へ) 成毛眞

いまボクが付き合っている連中の60%は社長たちだ。残りの40%は編集者、研究者、医者、芸者、勇者など、怪しい者業の面々だ。
その社長たちとは熱海の畳屋、江別の製麺屋、伊勢のクラフトビール屋、高山の瓦屋、気仙沼のセーター屋、赤坂の高級割烹屋、本郷の人間ドローン屋、番町のAI屋などなど、規模も業種もバラバラで、もちろん学歴もバラバラだが、いわゆる大企業サラリーマン社長はいない。

話をしていて、その社長たちはいつもクソ忙しく、体温が高く、多動性で、話題がとっちらかり、新しもの好きで、ケチくさく、いささか攻撃的で、ともかくバラッバラの個性で、生きていることを死ぬまで楽むであろうと、感じるのだ。経験上、そのような属性の人が社長になったのではないと思う。社長という職種が人を変えるのだとつくづく思うのだ。

これからの学生は社長を目指すべきだと思う。40年も勤め上げて2年で交代する大企業の社長だけは論外だ。テクノロジースタートアップだけが有望な社長でない。家業があれば引き継いでガンガンやるべきだ。町中華の主人だって立派な社長だ。古い業種と思われているところにも面白い社長がたくさんいる。

中小企業といわれようが、輝くベンチャーと言われようが、たかがラーメン屋といわれようが、不思議なことに社長たちはほぼ同じ属性であり、意外にも仲間意識があるということを学生は理解したほうがいい。社長業という同じ職業の仲間なのだ。

それでもまだ、定年後にはつましく静かな余生の中で、過去のわずかな武勇伝にまどろむ高級サラリーマンを目指しますか。

引用元:頭の中 2020年10月25日 23:47 |Facebook

最後の一文「それでもまだ、定年後にはつましく静かな余生の中で、過去のわずかな武勇伝にまどろむ高級サラリーマンを目指しますか。」がパンチが強いですね。

P.184 基礎学力のファーストステップは「読む力」

ちょうど算数の宿題をしていた第1子くんが、問題の意味をわかってなくて計算の問題ができていなかったから、まさに「読む力」!

算数できても英語が読めないと、留学中の数学のテストで困ったのも思い出しました。

『14歳の自分に伝えたい「お金の話」』を読んだ! のまとめ

藤野さんの本なので、株式投資が背景にある本なのですが、それ以前に必要な基本情報を14歳の自分に向けるかたちで、わかりやすく説明してくれています。

最近始まった学校での金融教育ですが、その前に家庭で基本的なところを親が教える必要があるなぁ〜と思いますね。

 

まだ読み終わっていない、アダム・スミスの「国富論」を読まなきゃな。。

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