投資を始めて、勉強をしようとすると見かける「伝説の7大投資家」リバモア・ソロス・ロジャーズ・フィッシャー・リンチ・バフェット・グレアムをまとめてくれている本を読んでみました。
伝説になっているだけあって、7人の名前は色々なところで聞くことにありますが、それぞれざっくり経歴と考え方を知ることができるのでかなり便利です。
ここで気になった投資家の手法が分かる本を、さらに読むと自分の投資方法を磨き上げることができるかもです。
- 「伝説の7大投資家」は、どんな本か?
- 気になったところ
- P.28 勝たなければならない相手は私自身(リバモア)
- P.36 時にはすべての資金を引き揚げ、再度船出する時期を待つ(リバモア)
- P.72 間違った時にどれだけ小さく損をするか(ソロス)
- P.88 自ら正しいと信じた道を行く(ジム・ロジャーズ)
- P.104 ビッグチェンジがあるところにビッグチャンスがある(ジム・ロジャーズ)
- P.132 たくさんの籠やたくさんの卵を持っていれば安心というわけではない(フィッシャー)
- P.140 フィッシャー流 超成長株を見つけるための15のポイント
- P.180 バフェット3つの教訓
- P.192 まずまずの企業を素晴らしい価格で買うよりも、素晴らしい企業をまずまずの価格で買うことの方が、はるかに良い(バフェット)
- P.218 投資をすることと、事業を行うことは同じ行為(ベンジャミン・グレアム)
- P.228 正しい原則をもち、それをやり通す人格を備える(ベンジャミン・グレアム)
- 「伝説の7大投資家」を読んだ! のまとめ
「伝説の7大投資家」は、どんな本か?
7人の投資家ごとに章分けされていて、236ページあるのですがサクッと楽しく読める内容でした。
【目次】
- 第1章 「ウォール街のグレートベア」ジェシー・リバモア
- 第2章 「イングランド銀行を潰した男」ジョージ・ソロス
- 第3章 「百聞は一見に如かず」ジム・ロジャース
- 第4章 「成長株集中投資の大家」フィリップ・フィッシャー
- 第5章 「伝説のファンドマネジャー」ピーター・リンチ
- 第6章 「オマハの賢人」ウォーレン・バフェット
- 第7章 「バフェットの師」ベンジャミン・グレアム
ピーター・リンチの本は、「株で勝つ」・「ピーター・リンチの株の法則—90秒で説明できない会社には手を出すな」・「マンガでわかる ピーター・リンチの投資術 ~10倍株の見つけ方を伝説の投資家から学ぶ!」の3冊を読んできたのですが、ざっくりと必要な情報をまとめてくれているので、復習になりました(笑)
気になったところ
P.28 勝たなければならない相手は私自身(リバモア)
「投資」は「相場」に勝つのではなく、自分自身の感情に負けないように、「冷静さ」「平常心」をいかに保つかが秘訣。
投資した株が値上がりしていくと、もっと値上がりするんじゃないかと深追いしたり、値下がりした株はまた戻るんじゃないかと、1年以上塩漬けにして10分の1の株価まで下がったりしちゃいます。
「相場」じゃなくて、自分自身の感情に勝てるようにならないとね。
P.36 時にはすべての資金を引き揚げ、再度船出する時期を待つ(リバモア)
2024年3月に読んでいるのですが、日経平均がバブルを超えて最高値(4万円)付近をフラフラしているのですが、今こそこの考えが必要なんじゃないかと。
P.72 間違った時にどれだけ小さく損をするか(ソロス)
損切りの話ですね。
株価が上がると思って買っているのに、下がったなら間違っているから、早めに損切りしないとズルズル塩漬けで、ひどい事になっていくのは「出前館」の株で、現在進行中です。。。
購入価格の10%下がったら、損切りして他の銘柄に切り替えたほうが、結果的に全体の損益はプラスになりそうです。
P.88 自ら正しいと信じた道を行く(ジム・ロジャーズ)
このためには何が正しいのか自分で、調べて、把握して、判断する。
大勢に流されたり、常識と思われていることに従ったり、情報を鵜呑みにしない!
P.104 ビッグチェンジがあるところにビッグチャンスがある(ジム・ロジャーズ)
なにか変化があるときには、「何を意味するのか・どんな影響があるか」を考える癖をつける!
そのためには、外に出て、自分の目で見て、変化を感じ取ることで、さらに大きなものを学ぶことができる。
P.132 たくさんの籠やたくさんの卵を持っていれば安心というわけではない(フィッシャー)
分散投資をしすぎて、何を持っているか把握できていないのは本末転倒ですね。
P.140 フィッシャー流 超成長株を見つけるための15のポイント
前にもどこかで見たけど、メモメモ。
- その会社の製品やサービスには十分な市場があり、売り上げの大きな伸びが数年以上にわたって期待できるか。
- その会社の経営陣は現在魅力のある製品ラインの成長性が衰えても、引き続き製品開発や製造過程改善を行って、可能な限り売り上げを増やしていく決意を持っているか。
- その会社は規模と比較して効率的な研究開発を行っているか。
- その会社には平均以上の販売体制があるか。
- その会社は高い利益率を得ているか。
- その会社は利益率を維持し、向上させるために何をしているか。
- その会社の労使関係は良好か。
- その会社は幹部との良い関係を築いているか。
- その会社は経営を担う人材を育てているか。
- その会社はコスト分析と会計管理をきちんと行っているか。
- その会社が同業他社よりも優れている可能性を示唆する業界特有の要素があるか。
- その会社は長期的な利益を見据えているか。
- 近い将来、その会社が成長するために株式発行による資金調達をした場合、株主の利益が希薄化されないか。
- その会社の経営陣は好調なときは投資家に会社の状況を饒舌に語るのに、問題が起こったり期待が外れたりすると無口になっていないか。
- その会社の経営陣は本当に誠実か。
P.180 バフェット3つの教訓
- 買ったときの株価に拘泥(こうでい)してはいけない。
- よく考えないで慌てて小さな利益を得ようとしてはいけない。
- 他人のお金を使って投資してはいけない。
P.192 まずまずの企業を素晴らしい価格で買うよりも、素晴らしい企業をまずまずの価格で買うことの方が、はるかに良い(バフェット)
値上がりがあまり期待できないよりも、期待できる企業をまずまずの価格で買う!
P.218 投資をすることと、事業を行うことは同じ行為(ベンジャミン・グレアム)
株を購入するなら、その会社の事業を知っていないとダメよ!
P.228 正しい原則をもち、それをやり通す人格を備える(ベンジャミン・グレアム)
少しの技術と単純な原則、それをやり通す人格を備える!
「伝説の7大投資家」を読んだ! のまとめ
ジム・ロジャース、ピーター・リンチ、ウォーレン・バフェット、ベンジャミン・グレアムの本は、それぞれ読んできたのですが、次は「フィリップ・フィッシャー」の【株式投資で普通でない利益を得る】を読みたいな!
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